第2子以降の妊娠
前回の記事で質問がありましたので・・・
第2子以降の妊娠は初めての妊娠とは少し違います。それはすでに子どもがいるということ。子育て真っ最中のおかあさんが妊娠をするわけです。
長くなりそうなので、今回は妊娠期のことだけについて書きたいと思います。
まず、妊娠したら上のお子さんにも必ず伝えてあげてください。たまに、出産するときまできちんとお話されない方がいます。でも、子どもは分かります。なぜ、お母さんがしんどそうにしているのか、おなかにドーン!ってあたると怒られるのか。
何かがいつもと違うことは分かります。そこで、新しく家族が増えることを話していればしてはいけないことと、いいことが分かってきます。分からなければ聞いてもいいと言う安心感を得ることができます。
なんだか分からないけれど怒られる→親の顔色を伺う→情緒不安定になる→新しい家族を受け入れにくくなる、という流れが出来上がることもあります。
上のお子さんにとって(それが第1子だった場合は特に)新しい家族が増えると言うことはある種の危機的状況であるといえます。今まで自分一人のものだったお父さんやお母さんが「なぜか」自分だけをみてくれるわけではなくなった。ある日、お母さんがしばらくいないと思ったら「なんだか分からない、よく泣く小さな人がいた」、どうも、みんなその人がきになるらしい。「だれ?この人?」という混乱に陥ります。「僕(私)だけのもの」がなくなってしまうのですよね。
私の例で恐縮ですが、1例をあげます。
親からみると私自身は第1子にあたりますが、5歳離れて弟が生まれました。親からお姉ちゃんになるということは聞かされていた記憶がありません。おばあちゃんの家に預けられて、父親に連れられて帰ってきたら、家の中の配置がガラッと変っていて、誰だか知らない小さな赤ちゃんがベビーベッドに眠っていてとても大切そうにされている。「ん?」と多少混乱したことを覚えています。まぁ、でも、赤ちゃんはかわいいので、じっと見ていましたが・・・
泣くとうるさいのです。でも、泣くとお母さんが抱っこしてあげている。誰かが家に来るといつもその赤ちゃんの話題になる。私が横から口を出すと「あっちにいっていなさい」と言われる。それで、むしょうに腹が立ち、一度だけ眠っている弟の腕を噛んだことがあります。(ごめん・・・弟よ。いまだに覚えていると言うことは、かなり悪いことをしたと思っているのでしょう)
つまり・・・あまり、妊娠中に家族が増えるということを知らないでいると、上のお子さんは混乱します。それを少しでも防ぐために、妊娠中から、上のお子さんにも赤ちゃんがいるということを実感してもらうようにお母さん方にはお話をしています。
大きくなってきているおなかを一緒に触る、声をかける、胎動を一緒に考えてみるなど・・・赤ちゃん用品の買い物に一緒に行って選ぶのもよいかもしれません。
そして、妊娠中に上のお子さんのおなかの中の赤ちゃんの反応をみることにより、どのような受け入れ具合かを知ることができます。
新しい家族が機能し始める前に上のお子さんのことを事前に知っておくことで、親のかかわりの起動修正は可能です。
難しく考えなくてもいいと思います。特別なことをしなくてもいいと思います。
ただ、上のお子さんと一緒にいる。今までどおりに、みんなで新しい家族が生まれることを待ち望むことでいいのだと思います。
次は出産編を書こうと思います。
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コメント
淡紫さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
>上の子は「お姉ちゃんなんだから」とか言われる前に無意識にもう「遠慮」することを知っていると思います。
子どもは親の反応に敏感です。親がいつもと違うことに気がつくのでしょうね。だからこそ、いつもと違う理由は話したほうがいいかな、と思います。
>子供もいないのに偉そうにすみません
そんなこと、言わないで・・・子どものときの体験はみんなにあります。当然、子どもがいなくてもそれが、すべての人の子育てやお産に対する考え方の基盤となるのですから。
投稿 なな | 2008年4月18日 (金) 05時20分
ななさん、こんばんは。初めまして。淡紫(うすむらさき)と申します。
しばらく前から読ませていただいてましたが、私自身は結局子供を持つことがなかったので、特にコメントすることもなく過ごしていました。
が、今回の記事を読んで自分の懐かしい子供時代を思い出しまして、ちょっと聞いていただきたくなりました。
それは、私の中で1番目か2番目に古い記憶です。
2歳のとき妹が生まれました。近所の助産院でしたが、父と一緒に初めてお見舞いに行ったときのことです。赤ちゃんと母を見た私は父の手を握り「お父さん、帰ろう」と一言だけ言って帰りました(方言で言ったのですが、その言い回しもはっきり憶えています)。
母が妊娠中の記憶は全くないのですが、多分「お姉ちゃんになるんだよ」とか「しっかりしないとね」「下の子に優しくね」とか、きっと周りに言われてたんだと思います(母自身はそういうことを言うタイプの人ではありませんでしたが…)。
助産院で私は一瞬にして「もう私だけのお母さんじゃない」「もう甘えられない」と思ったのでしょう。のちに父が「あのときのお前はちょっとかわいそうだった」と言ってました。
「あなたは最初の子だからみんなにほんとにかわいがられたんだよ~」といろんな人に言われますし、その通りだろうと思いますが、私自身は「姉としての私」の記憶しかないんですね~^^;
妹がいて良かったなと思うことばかりですので、別にそれでも構わないんですけど^^;
ただ、上の子は「お姉ちゃんなんだから」とか言われる前に無意識にもう「遠慮」することを知っていると思います。だからお母さん方には必要以上に「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから」と言わないでいただきたいかな?うちの親は言いませんでした。ちなみに私を「お姉ちゃん」と呼ぶ大人も周りに誰もいませんでした(名前で呼ばれてました)。妹と私本人だけが「お姉ちゃん」と呼んでました。
子供もいないのに偉そうにすみません^^;
むだに長い話を読んで下さってありがとうございます。
これからも頑張ってくださいね^^
投稿 淡紫 | 2008年4月17日 (木) 23時42分