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おっぱいはみんな出るのか

母乳のことをまったく触れていないことに気がつきました。

母乳がいいか、混合がいいか、人工栄養がいいか、ということはまたの機会にしまして、今回は母乳栄養のことについてお話したいと思います。

よく聞かれる質問に

「私は胸が小さいのですが、おっぱいはでるのでしょうか」

「母がおっぱいが出なかったというのですが、私もでないのでしょうか」

というものがあります。多くの方は「自分はおっぱいは出ない」と思ってらっしゃる方が多いようです。なぜか。なぜでしょう。

私の考えは

基本的にすべてのお母さんはいつかはおっぱいはでるようになります」

です。

「基本的に」というのは、赤ちゃんが出産し、胎盤がはがれると、次に体内では劇的なホルモンの変化が起こります。難しい話は割愛しますが、要するにお母さんの体を回復させるためのホルモンが分泌されます。その一部が母乳を分泌させるホルモンです。そのホルモンは子宮の回復を促すとともに、乳汁分泌を促進させるものでもあります。それが急激に出るようになります。なので、基本的に出産を終えた母親の体は母乳が出るようになっています。

ただ、このホルモンがさらに分泌されるようになる条件というものがあります。それは

コンスタント(約3~4時間ごと)に乳頭への刺激が入ることです。

何も刺激が入らないと、「おっぱいは作らなくてもいいのか」と体は感知し、ホルモン量が減少します。母乳は機能が整うと「赤ちゃんに必要な分だけ毎回作られる」ということになります。

コンスタントに刺激が入らない、たとえば、母子分離状態であるとか、授乳指導が3日後とか、乳頭をうまく赤ちゃんがくわえてくれなくて刺激が入らないなどの状態があります。でも、その場合、刺激を乳頭に与えればよいわけなので、乳頭をマッサージするなどでも十分な刺激になります。コンスタントに刺激を与えることが大切です。

「いつかは」と書いたのは、赤ちゃんも、お母さんも初めての母乳です。不慣れだったりします。乳頭の形が赤ちゃんにとって吸いにくかったりします。お母さんの身体的疲労や精神的疲労があったりします。などというさまざまな理由、時として、え?そんなことが?と思うような理由で出なかったりします。乳頭の形が赤ちゃんにとって吸いにくくても練習によっていずれは赤ちゃんが慣れてきます。心身の状態も落ち着いてきます。ただ、それにはその人それぞれの時間が必要です。なので「いつかは」ということになるわけです。

母乳の分泌の機能が確立するには約1ヶ月かかります。そして、最初からでるわけではありません。

まずは焦らない。

それが大事です。

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